日本のヒップホップシーンをけん引してきたRIP SLYMEが、デビュー25周年をもって再び活動を休止します。2018年の活動休止、そして1年間限定の再集結を経ての“再休止”。なぜこの決断に至ったのか、これまでの経緯を整理します。
2024年春から1年間限定で再集結
RIP SLYMEは2018年にグループ活動を休止。その後、メンバーの脱退や体制変更を経ながら、それぞれが個々の活動を続けてきました。
しかし「グループとしてきちんと区切りをつけたい」という思いから、昨春に5人で再集結。活動期間は1年間限定とし、歌番組出演やフェス参加、全国ツアーを開催するなど精力的に活動しました。
デビュー25周年記念日である3月22日をもって、再び活動を休止することが発表されています。
そもそも活動休止のきっかけは?
RIP SLYMEは1994年に結成し、2001年にメジャーデビュー。「One」「楽園ベイベー」などヒット曲を連発し、日本のヒップホップ界の第一線を走り続けました。
しかし2017年、メンバーのSUがプライベートの問題で活動を休止。翌2018年にはグループとしても活動を休止することに。さらに2021年にはPESが脱退しました。
当時についてILMARIは「活動を休止しようと話をしたわけでもなく、そうなってしまった。変な終わり方だった」と振り返っています。
すれ違いや違和感が重なり、誰も望んでいない形でのストップだったことがうかがえます。
なぜ“再休止”という形に?
2022年にはILMARI、RYO-Z、DJ FUMIYAの3人体制で活動を再開。しかしメンバーの心の中には、「RIP SLYMEとしてきちんと『。』をつけるべき」という思いが残っていたといいます。
再集結に向けてはILMARIが中心となり、SUやPESと話し合いを重ねました。個人活動との調整などハードルは高かったものの、1年限定という形で5人での活動が実現しました。
復帰ステージとなったフェスでは、ファンから「おかえりなさい」と声が上がり、SUは「ただいま」と応じたといいます。涙するファンの姿に、5人で戻る意味を強く感じた1年だったようです。
今回の再休止は、決してネガティブな終わりではなく、「区切りをつけるための活動」の締めくくりとも言えます。
再始動はある?
現時点で再始動についての具体的な発表はありません。今回の活動はあくまで「1年間限定」とされており、25周年をもって再休止となります。
ただ、この1年間でメンバーとファンが共有した時間は大きな意味を持ちました。今後の展開については未定ですが、それぞれの活動を見守る形になりそうです。
ファンの声は?
SNSでは、
- 「ちゃんと区切りをつけてくれてありがとう」
- 「5人のRIP SLYMEが見られて幸せだった」
- 「またいつか戻ってきてほしい」
といった声が多く見られます。
ヒップホップシーンに確かな足跡を残してきたRIP SLYME。再休止という決断もまた、彼ららしい誠実な選択だったのかもしれません。
まとめ|RIP SLYME再休止は“区切り”としての決断
1年間限定の再集結を経て、25周年という節目で再び活動を休止することになったRIP SLYME。今回の決断は、過去のわだかまりを整理し、ファンや関係者へ感謝を伝えるための“区切り”という意味合いが強いものでした。
突然の終わりではなく、5人でステージに立ち、きちんと幕を引く――。その姿勢こそが、長年ヒップホップシーンを走り続けてきた彼ららしさとも言えるでしょう。
今後の再始動は未定ですが、それぞれの活動を続けながら、またどこかで交わる可能性を残したままの休止とも受け取れます。25年の歩みと、この1年の再集結が、RIP SLYMEの歴史に新たな1ページを刻んだことは間違いありません。

